高2研修旅行 東北コース②

東北コース２日目です

今日は昼に宮城県入りし、牛タン定食で腹ごしらえをしたあと南三陸町に向かいました。
南三陸町は東日本大震災の津波でたくさんの方が亡くなり、当時の南三陸町防災対策庁舎は現在も震災遺構として残されています。班に分かれ現地の方の当日何が起きたか、また震災のあとの生活について詳しい話を聞くことが出来ました。

3階の屋根の上まで届いた津波。津波のエネルギーの大きさと怖さを感じ取ることが出来ました。
11年前まで多くの人の生活の場がここにはありました。しかし、津波により一瞬にして消え去りました。現在は多くの部分に盛土が行われ、周辺は復興祈念公園として整備されていますがこの場所に生活が戻ることはありませんでした。

その後、全体で講話を聞き、未だに不明者がいること、どうして声をかけられなかったのか、なんでもっと訓練をしっかりやらなかったのかという自責の念、防災庁舎を残すべきか意見が割れた事など、この場に来なければ分からなかつたことも多くありました。
防災庁舎はあと９年は残され、その後南三陸町の方達の意見を聞き再度残すべきかを判断するそうです。震災はまだ終わっていないのかもしれないのではと、ふと感じさせられました。