聖隷クリストファー中・高等学校
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中学2年生 AHI研修





 


11月14日・15日と、一泊二日の日程で愛知県日進市にありますAHI(アジア保健研修所)にて、中学2年生が研修を受けました。

アジア保健研修所は、アジア各地の村々で人々の健康を守るために活動する、現地の保健ワーカーを育成しているNGOです。健康は、誰にも守られるべき基本的な人権とされつつ、実際には、途上国で多くの場合、その人が持つ富によってきめられてしまいます。田舎に住む貧しい人達は置き去りにされ、政治的な混乱、紛争、社会的な差別がそれを一層難しくしてきました。政府や企業が進める開発の弊害も生じています。このような状況を打開しようと、活動するのが地域の保健ワーカーです。彼らは保健の知識を教え、生活改善のための指導をします。更に地域の保健センターや行政に働きかけ、住民の声が反映され、彼らにとって「手の届く」ものにかえようと取り組んでいます。

AHIでは「自立のための分かち合い」をモットーに、国際研修をはじめとする様々な研修や、日本の人々を対象にしたプログラムを行っています。 今回、中学2年生48名は、事前に日本や世界が抱える問題(食糧問題・地球温暖化・人口爆発と貧困・子供たちに関する問題)について学び、考え、「世界で起きている問題のすべては自分自身にも関わることである」という意識を持った上で、今回の研修にのぞみました。

研修では、インドのある家族についてのエピソードを読んで班ごとに話し合い、模造紙にまとめて全体に発表をしたり、サポートウォークでは、二人組で交代で目隠しをして「支援される側」と「支援する側」を体験し、それぞれの気持ちや難しさを知りました。また、AHIの職員のみなさんやインターンの皆さんからお話を伺い、「働くこと」の意義を考え、それぞれの将来の夢や、それをかなえるために1年後、5年後にどんなふうになっていたいのかをまとめ、共有し合いました。

今回の研修を通して、「協力すること」や「知ろうとすること」の大切さ、それぞれが「感じる」「考える」そして「行動する」ことによって「世界が変わる」ことを生徒たちは学ぶことが出来ました。感じたこと、考えたこと、学んだことを今後の生活に活かし、将来「他のために働く」ことのできる人になってくれることを期待しています。

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