ノーベル物理学賞受賞者 小柴昌俊先生 講演会 -宇宙、人間、素粒子-
「ノーベル物理学賞受賞者小柴昌俊先生講演会-宇宙、人間、素粒子-」
9月15日(土)13:00から約1時間の講演会を行うことができました。小柴先生から、平成基礎科学財団設立の経緯から基礎科学研究の大切さ、また楽しんで学ぶことの大切さをお話ししていただきました。素粒子とは何か、素粒子から宇宙までの連続性の中に地球や私たちが存在していること、ビッグバン直後からの宇宙の生成過程、ニュートリノを発見するためのカミオカンデ(kamiokaNDE)とは何か、また設置の苦労話、失敗を恐れず一生懸命物事に取り組む体験の大切さなど、ユーモアを交えてわかりやすくお話しくださいました。質疑応答では、物理学をめざした理由、子育て論、「科学とは検証を伴うもの」とのゆるぎない哲学までご披露くださいました。本校代表生徒の感想には「大学入学後の学問の素晴らしさを垣間見て楽しみとなった」とありました。また、先生から本校生徒に送られた色紙には「やればできる」としたためられました(玄関ショーケースに展示)。小柴先生の温かいお人柄にも触れ、心豊かな時間をもてたことに感謝します。またこの企画の準備段階で、様々な方々のご尽力がありましたことに感謝申し上げます。