聖隷クリストファー中・高等学校
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中・高校礼拝奨励(長谷川了聖隷学園理事長)

中・高校礼拝奨励     「天に富を積みなさい」

聖書 マタイによる福音書6章20節(新約聖書10ページ)

「富は、天に積みなさい。そこでは虫が食うことも、さび付くこともなく、また盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。」

この聖書箇所の前の節19節に、キリストは「地上に富を積んではならない」と言っています。これは「地上に富を蓄えてはならない。」と言っているのではないように思います。微妙に違うのです。蓄えるとは何かのために蓄える準備をするという意味です。災害のために備えるとか、学校であれば良い教育環境を作る。学びやすい校舎を作ったり、設備を良くするために必要なお金を蓄え準備するというようにです。

イエス様が私たちに教えているのは、心の姿勢のことです。自分が必要以上に贅沢したり快楽にふける浪費や無駄をしたり、自己目的のために地上に富を積むことには注意しなさい。その意味は、聖隷クリストファー中・高等学校のような学校であれば、皆さんから授業料を払っていただいていますが、学校が利益を上げて金持ちになり学校が贅沢をしたり、先生たちに特別高い給料を払うために授業料を払っていただくのは間違っていますという意味です。

よい教育をするために惜しみなくお金が使われることは大切です。よい教育を受けた皆さんがやがて社会人になって世界の中が必要としている働きをする。助けを必要としている人を助ける。病気とか貧困とかで困っている人を助ける。そのような人を育てるためには必要なお金を蓄え用いなさいとイエス様は教えているように思います。そして、そのようなことが天に富を積むことになるのです。地上の富を用いて天に宝を積むことになります。時間であれ、能力であれ、食物であれ、お金であれ、目的を持って用いられることが大切ですと教えているのです。

もう一度整理して申し上げますと、私が学校を経営している目的は、聖隷クリストファー中・高等学校に多くの生徒が入学してたくさんの学費を払ってくれて学校が利益を上げて金持ちになることではありません。皆さん方が高い学力がついてよい大学に入りお金持ちになって贅沢な生活をするだけの目的でもありません。皆さんがよい学びをし社会に出て職業を通してあるいはボランティアとして病気や貧困やその他の理由で苦しんでいる人のために働き、そのような人の不幸を取り除き、幸せと喜びの社会をつくりだしていただくことが私の目的です。これが聖隷クリストファー中・高等学校が存在する目的であり意味なのです。

聖隷クリストファー大学で言いますと、卒業生が医療保健福祉の分野で活躍して、浜松地域などの病気や事故による障害や高齢による孤独や不安に陥った人たちが、日本で一番幸せな人生を過すことができるようになることが大学を経営する目的であり、たくさんの学生が入学してたくさんの学資を払っていただき、学校が利益を上げて金持ちになることが目的ではないということです。この学校がレベルの高い良い教育を継続するために必要なお金は蓄えなくてはなりません。何のためにという目的が大切なのです。

この問題はみなさんの問題でもあると思います。皆さんの能力、皆さんのこれからの人生を何のために用いていきますか。困難な状況にある人を助けるために世の中を良くするために自分の人生を用いて天に宝を積むような生き方をなさることを期待します。

祈り

今朝は聖隷クリストファー中・高校生とともに礼拝を守ることができましたことを感謝します。天に宝を積む生き方とはどんなことかをさらに深く考え、人生の中で生かして行くことができますように導いてください。今日一日が豊かな意味のある学びの日となりますように、この祈り主イエス・キリストの御名によって祈ります。

 

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